ナントのワラスの噴水

19世紀末に、無料の飲料水を市民に提供するために、篤志家リチャード・ウォーレス氏の支援を得てナント出身の彫刻家シャルル=オーギュスト・ルブールが創作した給水源は、一般に「ワラスの噴水」(ウォーレスのフランス語発音)と呼ばれています。この夏、4バージョンでナント市内に設置されました。1つ目は、大聖堂裏の小公園。屋根部分を支えているのは女性柱像ですが、この女性たちが逃げ出して、最後は木が支えるというコンセプトです。

バリアフリーに配慮して、給水ボタンは車いすの人でも押せる高さに設置されています。

お城近くに設置された2つめの噴水。女性が逃げ出そうとしています。この女性たちは、女優さんひとり、美術学校の絵画モデルさん3人の協力を得て、実際の動きを3Dスキャナーで測定し、そこからさまざまな工程を経て鋳造したものだそうです。下はサンニコラ聖堂裏の広場に設置された3点目です。4点目は、少し離れたところにあるのでまた別の機会に見に行くつもりです。

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