今年の夏、ナントに4バージョン設置されたワラスの噴水。天蓋を支えていた女性たちが完全に逃げ出した、最後のバージョンを見に行きました。ナント自然博物館の裏手にある小公園にあります。普段、この方面には来ないので、このような落ち着いた空間がある&周囲に瀟洒な住居があるのは知りませんでした。
女性たちがせっせと水をやっていた木が天蓋を支えて、女性たちが逃げ出しています。
博物館のすぐちかくに、ドブレ美術館があります。そちらには、ブルターニュ公国最後の公爵フランソワII世の娘、公女アンヌの心臓が保管されていた聖遺物入れが展示されています。アンヌはフランス国王と政略結婚させられたことでフランス王妃になり、没後は国王たちの棺を安置するサンドニにともに埋葬されたそうですが、心臓だけはブルターニュの両親のもとにというアンヌの希望でこの入れ物がつくられました。
ナント公城の歴史博物館とともに、ドブレ美術館に展示されている様々な収集品由来のオブジェで、ナントやロワールアトランティック県の歴史を振り返ることができます。