今年のテーマは、「違和感」

ロワイヤル広場の噴水を彩る彫刻の数々が、修復のために取り外されました。第二次大戦後、被災は免れたものの損傷確認のために一度外されてから、現在まで全く手つかずだったそうです。彫像それぞれがかなり重いため、固定されておらず、彫像自体の重みだけで据え付けられていたそうです。なので、取り外しは簡単だったとか。修復には数か月かかるようです。その代わり…

オランダ人現代作家が、それぞれの彫像を現代バージョンに解釈:題名は「最新バージョン」。元々、噴水頂上はナント市(ネプチューン)、その足元はロワール河…というように、それぞれの彫像にロワール河の周囲の支流とそして周辺の産業を表す意味が込められています。この最新バージョンでは、頂上はネプチューン(冠はヘルメットをブルターニュ公城の形に再解釈)、正面はロワール下降の海事産業に従事する人。それぞれの像には名前がついていて、実在の人物をモデルにしているそうです。
ヴォワヤージュ・ア・ナントのガイドとして、正式開幕前にアーティストご本人から説明を受ける機会がありました。それぞれのモデル紹介は、また後日。